栗拾いに必要な服装や持ち物は何でしょうか?
そして、栗拾いにおすすめの時期もご紹介します。
秋の代表的な食べ物の一つと言えば、栗を挙げる方も多いと思います。
栗拾いは、大人から子供まで老若男女問わず楽しめますし、拾った栗を美味しく料理する楽しみもあって大好きです。
観光やバスツアーなども栗農園での栗拾いが出来るプランがあるようですが、あのトゲトゲした栗を素手で拾ったらとっても痛そうですよね。せっかくなら安全に楽しみたいものです。
では、安全に楽しむにはどんな準備が必要でしょうか。
また、適した服装はどのようなものでしょうか。
栗拾いの初心者だった私が実際に栗拾いをやってみて感じた、「栗拾いに必要な服装や持ち物」「栗拾いにおすすめの時期」を必須じゃないけど出来れば用意したいものや注意点を交えてご紹介します。
栗拾いに適した服装は?
まずは栗拾いに適した服装から紹介します。
- 動きやすい服装(長袖&長ズボン)
- 長靴
- 帽子
それぞれ説明していきますね。
動きやすい服装
基本的には動きやすい服ならば特に決まりはありませんが、日よけや虫よけできるように長袖と長ズボンをおすすめします。
汗をかいたり汚れたりすることもあるので、着替えや寒い場合の羽織なども必要に応じて準備するのもいいと思います。
私は初めて山で栗拾いをした際に斜面で滑ってお尻と肘が汚れてしまい、着替えを置いてきてしまい困りました。
小さなお子さんをお連れの方などは着替えを用意していると安心ですね。
長靴
栗を取る時はイガを両足で挟んで開きますので、イガで怪我をしないようにと、汚れても大丈夫なように長靴を履きましょう。
スニーカーや厚底の靴でも出来なくはないですが、イガがかなり鋭利で刺さるとかなり痛いです。
それに土や泥でけっこう汚れますので長靴のほうがおすすめです。
また、山など自然豊かな場所での栗拾いの時は、たまに蛇がいたりします。
たいていは人が近づくと逃げていきますが、中には毒を持っていて足に噛みついてくる蛇もいるので足首を守るためにも私は必ず長靴を履いています。
帽子
帽子は日焼け防止や虫刺され予防などの目的ももちろんありますが、木から落ちてくる栗から頭部を守るケガ予防のためにも被ることをおすすめします。
当たるとかなり痛いです。
栗は熟して食べごろになると自然と木から落ちてきます。
時折強い風が吹き抜けた時にも落ちますし、栗の木の枝にとまっていた鳥が私に驚いて勢いよく飛び立った衝撃で栗が落ちることもありました。
栗が熟してくるとイガが自然と割れて開いてきます。
中の栗だけが落ちてくることもあれば、イガに包まれたまま落ちてくることもあります。
私は落ちてきたイガに包まれた栗が肩に当たったことがあって、イガの痛さを痛感しました。
頭に当たらなかったのは幸いでしたが、肩にあったっても相当痛いのにこれが頭に当たったらと思うと想像しただけで帽子じゃなくてヘルメットを被りたい気分になりました。
栗拾いに必要な持ち物は?
栗拾いに必要な持ち物は何でしょうか。
初めて栗拾いをやってみたいけど、実際には何を準備したらいいのか分からないですよね。
ここでは栗拾いに必要な道具のご紹介です。
- 厚手の軍手
- トング
- バケツやカゴ
では説明していきます。
厚手の軍手
イガから出た栗を拾うのならば素手でもそこまで危険なことはないですが、イガに包まれた状態で落ちていることが多いので、鋭く尖ったイガで怪我をしないように厚手の軍手の着用をおすすめします。
特にお子さんや手の小さい方は軍手のサイズが合っていないとトングを掴んだりしにくいので、手にあったサイズの軍手を用意しておくと良いですよ。
トング
厚手の軍手を着用していれば手で栗を拾うこともできますが、鋭いイガが軍手の目の間から手に刺さると痛いので安全のため軍手を着用しつつもトングで栗を掴むことをおすすめします。
足で挟んでイガを開いて、むき出しになった中の栗だけをトングで掴む感じです。
バケツやカゴ
地面に落ちている栗を探しながら歩いて移動していくので、拾った栗はバケツやカゴを持っておくと集めやすいです。
時期や場所にもよるとは思いますが、栗を大量に拾える場合は拾ってバケツやカゴに入れているうちに段々と重くなって持つのが辛くなってきます。
重いバケツを持ったままだと栗が拾いずらい上に栗を持ったまま移動しずらいので、私は一輪車を用意してバケツに栗が貯まってきたら一輪車に栗を移してなるべく身軽な状態で栗拾いを楽しみました。
一般家庭になかなか一輪車はないかと思いますが、気合を入れて大量収穫にチャレンジしたい方は準備されてみてはいかがでしょうか。
栗拾いに出来れば用意したいもの
ここでは、絶対に必要とまでは言わないけれど出来れば用意しておくと安心なものをご紹介します。
- 虫よけ
- 日焼け止めクリーム
- 水筒
- リュック
では、一つずつ説明していきます。
虫よけ
栗拾いのシーズンは地域によって若干のずれはありますが、だいたい9月~10月の中旬くらいまでです。
山や栗農園では、特に9月はまだ暑い日も多く虫も元気に飛んでいますので、気付かないうちに虫に刺されていることがあります。虫刺されが気になる方はあらかじめ虫除けスプレーなどで予防しておくことをおすすめします。
個人的には、暑くてあまり風がない日の栗拾いは汗の匂いにつられていつもよりも虫が寄ってくる気がするので多めに虫除けスプレーを使用しています。
日焼け止めクリーム
栗の木で陰になるとはいえ、お天気の日は日焼けの可能性もありますので日差しに敏感な方や日焼けの気になる方は日焼け止めクリームを塗るといいですよ。
栗を探すのに下を向いた姿勢でいることが多いので、日焼け止めクリームを塗るときは首の後ろや耳の後ろ側も忘れずに塗って下さいね。
水筒
晴れて暑い日の栗拾いは知らず知らずのうちにけっこう歩いているからか喉が渇いてくるので、私は水筒を用意して好きな時に水分補給ができるようにしています。
お子様連れで栗拾いに参加される方は、お子様の急なのどの渇きSOSに対応できるように水筒を準備しておくと安心かも知れません。
リュック
栗拾いに必要な物の貸出しを行っている農園もあります。
あらかじめ問い合わせておけば荷物が少くてすみますよね。
しかし、貸出しを行っていない農園や山に栗拾いに行くときは、上記の必要な物を自分で準備する必要がありますので、水筒など栗拾いの間も持ち歩きたいものはリュックに入れておくと両手があくので便利です。
栗拾いにおすすめの時期は?
上述したように、栗拾いにおすすめの時期はだいたい9月~10月の中旬くらいまでです。
栗の収穫時期には地域によって若干のずれがあるので、農園にあらかじめ確認しておくことをおすすめします。
また、残暑が厳しくむしむしする日もあるし雨や風が強い日もあります。
台風が接近する地域もあるので、栗拾いを安全に楽しむためにも行く前には必ず現地の気温やお天気、栗の収穫シーズンかどうかを確認して楽しんで下さいね。
栗拾いの注意点
上述しましたが、栗は熟してイガが割れて自然と地面に落ちたものが食べごろの美味しい栗です。
特にイガの中の栗がみっちり入っていて、はち切れそうな感じのもの。
皮が濃い茶色でツヤツヤしていて張りのある栗は食べごろで美味しいですよ。
逆に美味しくない栗は、皮が乾燥して波打っているようなものや触った時に中がスカスカな感触の栗です。
皮の色も白っぽいものや黒ずんだ部分があるもの、虫に食われて穴が開いたものも美味しくないので注意が必要です。
地面に落ちた栗でも、食べごろでない美味しくないものがあります。
例えば、イガが割れていないまま落ちた栗は早熟で落ちてしまったものなので味もほとんどなく美味しくないです。
木に生ったままの栗は一見すると美味しそうに見えますが、早熟で味もあまりなく食べごろではありません。
木に生った栗をもいだり木を揺すって無理やり栗を落としたりせず、自然に地面に落ちた食べごろの栗だけを拾いましょう。
調理する前には、拾った栗をしばらく水に浸しておくことをおすすめします。
水に浸すと、表面の汚れが落ちるのはもちろんですが、中が空洞で食べごろでないものや虫食いの栗は水面に浮いてくるので簡単に取り除けます。
まとめ
栗拾いに必要な服装や持ち物、そして栗拾いにおすすめの時期をご紹介してきました。
私が初めて栗拾いをしたとき、経験者の方に必要な服装や持ち物を教えてもらえたおかげでケガや痛い思いをせずに栗拾いを楽しむことが出来ました。
また、栗拾いに適した時期を教えてもらったおかけで、毎年たくさん栗を味わうことができ美味しい思い出も増えていきます。
皆さんも事前の準備をしっかりと整えて、栗拾いを安全に楽しんでいただけたら嬉しいです。
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